
マンションやビルの大規模修繕・改修工事はおよそ15年に1回行います。
マンションやビルは経年により劣化していくため、居住者や入居者の方々が安全にかつ快適に過ごしていただくために欠かせないのが大規模修繕や改修工事です。
「修繕」だけで資産価値を維持するには限界があるので、付加価値を高めるグレードアップや省エネ対策、バルアフリー化、外観の意匠変更などリニューアルも踏まえた「改修」も検討していく必要があります。
フジテックでは、建物の調査から設計・施工までワンストップで対応していますので、お客様に合った大規模修繕・改修工事をご提案いたします。
建物診断調査
最適な工事内容、施工方法は何か検討するために建物診断調査は非常に重要です。
建物の現状を把握して、何から手を付けなければならないかなどを判断します。今修繕すべきではないなど、長期的な目線での修繕プランをご提案いたします。
建物診断調査においては、目視調査、打診調査、付着力試験、中性化テストなどを実施します。

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仮設工事
仮設工事は事故を未然に防ぐうえで最も重要です。
現場事務所や資材置き場、仮設トイレなどを設置したりする共有仮設工事と、建物の周囲に足場仮設する直接仮設工事があります。
建物を囲む直接仮設においては、居住者様、近隣の方々や通行人の安全を第一に仮設計画に沿って足場仮設を行います。 -
下地補修工事
下地補修工事は、躯体、壁などに発生したひび割れや浮きを補修する工事です。
下地補修は塗装などをすると隠れてしまう部分ですが、しっかり施工しないとすぐにひび割れが出てきたりなど長持ちしません。
この下地補修の良し悪しは、建物の寿命も左右する大切な工事です。 -
タイル補修工事
外壁にタイルを貼った建物の場合は、タイルの補修工事を行います。タイルのひび割れや浮きなどが発生すると、経年劣化により剥落する可能性もあります。
タイルの補修工事の際は、安全性を最優先で工事を行います。
打診することで劣化状況を見極め、タイルの張替え、接着剤による固定など、最適な工法を選択していきます。また、タイルの張替えを行う場合に同じタイルの在庫が無い場合は同等の代替品、またはタイルの窯焼きもいたします。 -
シーリング工事
シーリング工事は、部材と部材の隙間をゴム状の材料で埋める工事です。
窓廻りや、ドアの枠、外壁の継ぎ目などにシーリングがあります。
このゴム状の材料が充填されることによって、水や空気の侵入を防ぐことができるので漏水防止や機密性を高める効果があります。
大規模修繕では、これらのシーリングをチェックして必要なところはシーリング材の打ち替えを行います。
使用する箇所によって適したシーリング材で行うこともポイントの一つです。
安易に安いからといって既存シーリングの上から新たにシーリングを被せる増し打ちは施工してもすぐ切れてしまうためフジテックでは施工いたしません。 -
外壁洗浄工事
高圧洗浄と聞くと一般の方もイメージしやすい作業かもしれません。
その名の通り高い水圧で外壁や屋根、防水層の汚れやコケなどを落とします。
また、タイル面は塗装面と違い、高圧洗浄だけでは汚れが落ちないので、専用の薬品を使用して綺麗にしていきます。
高圧洗浄は塗装や防水をする上で絶対に必要です。
汚れの上に塗料や防水材を塗っても剥がれやすくなります。高圧洗浄をしないで塗装・・・などという業者は絶対に信用してはいけません。 -
塗装工事
塗装工事はただ見た目を綺麗にするためだけでなく、躯体を塗膜で保護するために行います。
外壁は雨風や紫外線にさらされているため劣化の早い箇所です。
塗装は下地処理がとても大切で、汚れをしっかり落とすこと、ひび割れの補修や、剥がれかかった塗膜を剥がしてしっかり補修をしてから塗装を行います。
また、仕上がりが凸凹すると見た目が悪いので、モルタルなどで表面を平らにする処理も行います。
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの計3回行います。 -
防水工事
大規模修繕においても各所の「防水」はとても重要なポイントです。
特に屋上防水は風雨を直接受けるので、特に気を使いながら防水を行います。
防水工事には、ウレタン防水、アスファルト防水、塩ビシート防水、ゴムシート防水など、様々な種類の防水があります。
それぞれの特徴や最適箇所などがあるので、建物に合った工法を選択します。 -
クリーニング工事
足場の解体前とお客様へのお引渡し前に徹底的にクリーニングを行います。
窓ガラスの洗剤での清掃はもちろん、金物廻りや施工箇所以外でもクリーニングを行います。
クリーニングをいかに丁寧に行うかでお客様の満足度も変わってきます。
フジテックでは、お客様目線に立って隅々まで綺麗にいたします。 -
各所検査
フジテックでは、現場代理人+品質責任者による検査を行っています。
どんなに費用をかけて工事を行っても、手順や施工法が間違っていれば、建物の安全や価値を守ることはできません。品質管理は着工前からスタートし「工事前の段取りは問題ないか」、「手順に問題はないか」などダブルチェックを行います。
着工後には「手順通りに施工をしているか」、「未施工の箇所や仕上がりに不良はないか」など、現場担当者+品質責任者でチェックをし、高品質な工事をお客様にご提供いたします。 -
アフターメンテナンス
大規模修繕完了後は施工した箇所に問題がないか確認するため、定期的に点検を行います。
バルコニー等の点検が難しい箇所には、各戸にアンケートを配布します。アフターメンテナンスは2年、5年、10年、12.5年、15年で長期に渡りサポートいたします。 -
外壁の全面打診調査
2008年の建築基準法の改正により外壁の全面打診調査が義務付けられました。定期報告制度といって、建築基準法により建築物や昇降機などの定期的な調査・検査の結果を報告することを所有者・管理者に義務づけることにより、建築物の安全性の確保を目的とした制度です。
外壁の落下などの事故を未然に防ぐため、専門知識を持った人に定期的に見てもらう必要があります。 -
外壁落下防止工事
躯体やタイル面、塗装面などの劣化、損傷状況を調査します。
調査の結果に基づき最適な工法で補修を行います。(タイルの張り替え、樹脂の注入など)
ピンネットなどの外壁材の落下防止は安心安全の10年保証です。(最長20年保証)
建物の状況、ご予算に応じて様々な工法をご提案いたします。 -
天然石・天然石調工事
御影石、大理石など様々な石貼りをご提案いたします。天然石の外壁は、とても高級感のある仕上がりとなります。
天然石材調仕上げは、タイル貼りの上や塗装面の上からなど、ほぼ全ての下地の上に施工可能です。
御影石ですと色は約40種類くらいあります。特注も可能です。ピンネットなどの仕上げ材として利用されるケースが多いです。